ダッシュボードとは
事業の状態を、決まった指標で、いつでも同じ形で見られるようにした画面のことです。レポートとの違いは、誰かが作らなくても常に最新である点にあります。
ダッシュボードを入れる目的は、きれいな画面を持つことではありません。会議のたびに数字を集める作業をなくすことと、関係者が同じ数字を見て話せる状態をつくることの2つです。この2つが満たされていれば、見た目は地味で構いません。
逆に、指標を決めないまま作ると、グラフや表がどんどん増えていきます。見る人によって注目する指標が違うので、結局また手元で集計し直すことになり、やがて誰も開かなくなります。この状態は、ダッシュボードが無い状態よりも手間が増えます。
こういうときに使います
- データは溜まっているが、何を見て判断すればいいのか決まっていないとき
- 会議のたびに数字を手作業で集めていて、その作業自体が負担になっているとき
- 見ている数字が人によって違い、話が噛み合わないとき
- 施策を打っているが、それが効いたのかどうかを説明できないとき
- GA4やタグの設定が正しいのか不安なまま、数字を使っているとき
- Looker Studioを触ってみたが、途中で止まっているとき
こんなお悩みを解決します
ツールは入っている。数字も溜まっている。ただ、それを見て何かが変わっているとは言えない。そうした段階でご相談いただくことが多いサービスです。
このうちのどれかに近い状態であれば、画面を作るより先に、何を追うのかを決めるところからスタートするほうがよいです。
私たちの見方
画面より先に、業務を見ます
ダッシュボードは、業務が反映されているべきです。どういう順番で仕事が進み、どこで判断が発生しているのか。そこが分からないまま指標だけ並べても、見るタイミングのない画面ができあがります。
そこで最初に、業務の流れを一度書き出します。誰が、いつ、何を見て、何を決めているのか。この作業をすると、たいてい「実は誰も見ていない数字」と「見たいのに取れていない数字」の両方が出てきます。
指標を決めるのは、そのあとです。
行動の指標と、結果の指標を分けます
売上や問い合わせ件数は結果です。結果の数字だけを見ていると、下がったときに打つ手が出てきません。
そこで、結果に先立って動く行動の指標を一緒に置きます。何件アプローチしたか、どれだけ更新したか、どこまで見られたか。結果が動く前に行動が動くので、行動の指標のほうが先に反応します。この2つを並べて置くと、施策が効いているかどうかを、結果が出る前に判断できます。
見出しの数字だけを大きく出して、その下に行動の指標を並べる。この構成が、いちばん使われます。
計測が怪しいまま可視化しません
ダッシュボードは、元のデータが間違っていても、それらしい画面が作れてしまいます。これがいちばん危ないところです。
GA4の設定、タグマネージャーの実装、コンバージョンの定義。ここを先に確認し、必要なら整えてから可視化に入ります。私たちはGA4の活用支援を本業のひとつにしているので、計測からご支援が可能です。作るだけの請負とは、この点が違います。
計測そのものを整えたい場合は、GA4(Googleアナリティクス4)活用支援サービス もあわせてご覧ください。
手を動かさなくても最新である状態にします
複数のツールにデータが分かれていると、集約の作業が毎回発生します。この作業は、担当者が変わると止まります。
データソースの接続と更新を自動化し、決まった時間にレポートが届く形まで作ります。人が手を動かさなくても最新である。ここまで来て、はじめて運用に乗ったと言えます。
作って終わりにしません
いちばん多い失敗は、立派なダッシュボードができあがったあと、誰も開かなくなることです。
原因はだいたい、作った人と使う人が違うことにあります。そこで、運用が始まったあとも定期的に中身を見直し、見られていない画面は削り、必要になった指標は足します。操作方法のレクチャーも行います。画面を渡すことではなく、判断に使われる状態が続くことがゴールです。
具体的にやること
ご依頼の範囲は、4つのプランから選んでいただけます。まとめてお引き受けすることも、一部だけをお請けすることもできます。
① ダッシュボードまるっと構築プラン
目標の達成に必要な指標を設計し、それを可視化するダッシュボードを構築します。いちばん多いご依頼です。
- ヒアリングと業務フローの整理
- KPI・サブ指標の設定
- ツールの設定と最適化
- ダッシュボードの設計・実装
- 運用サポートと定期的な改善
② GA4設定サポートプラン
計測の側から整えるプランです。ダッシュボードの構築を伴わない場合もお請けできます。
- Googleアナリティクスの診断
- プロパティの作成と基本設定
- イベント・コンバージョン計測の設定
- 運用サポートと定期的な見直し
計測を中心にご検討の場合は、GA4(Googleアナリティクス4)活用支援サービス をご覧ください。
③ Looker Studioのカスタマイズ・活用トレーニング
社内で作れるようになりたい場合のプランです。実際の画面を触りながら進めます。
- 基本操作の解説
- レポート作成とカスタマイズの実践演習
- チャート作成の指導
- フィルター設定の活用
- 共有・エクスポート方法の解説
④ データ分析とレポート作成の代行
データの収集・分析からレポート作成までをお引き受けします。作った画面を見る時間が取れない場合のプランです。
- ダッシュボードの分析
- 個別テーマの分析レポート作成
何を見るべきかを決めるところから、お手伝いします
どこまで自動化できるのか、費用はどのくらいかかるのか。ツールが決まっていない段階でのご相談で構いません。
進め方
初回のご相談は無料です。そのうえで、対象の範囲を決めてからお見積りをお出しします。
お問い合わせ
フォームからご連絡ください。
お打ち合わせ(無料)
現在の状況と、何を判断したいのかを伺います。
ご提案・お見積り
範囲を決めたうえで、費用をお出しします。
業務のヒアリングと目標の設定
業務の流れと指標を整理します。
データソースの確認と設定
GA4をはじめ、必要なデータが取れる状態にします。
ダッシュボードの設計・構築
※ トレーニングや分析・レポート作成の代行が必要な場合は、あわせてご相談ください。
スケジュールの目安
| 工程 | 期間 |
|---|---|
| ヒアリングと指標の設計 | 1週間程度 |
| データソースの確認・設定 | 1週間程度 |
| ダッシュボードの設計・構築 | 2週間程度 |
ヒアリングからお渡しまで、1か月程度が目安です。
よくあるご質問
Q構築にはどのくらいかかりますか。
Aヒアリングから1か月程度でお渡しできます。要件によって変わりますので、ご相談ください。
QLooker Studioを使ったことがなくても大丈夫ですか。
A問題ありません。操作の説明やトレーニングもあわせて行います。はじめての方でも使える形でお渡しします。
Qどんなデータでも対応できますか。
AGoogleアナリティクス、サーチコンソール、スプレッドシートなどに対応しています。データの形式や内容によっては事前の確認が必要ですので、まずはお持ちのデータについてお知らせください。
Qどのデータをまとめればいいか分からないのですが、依頼しても大丈夫ですか。
A大丈夫です。むしろ、そこが決まっていない段階でご相談いただくほうが、結果として早く済みます。ご相談時に現在の状況を伺い、必要なデータと整理の順番からご提案します。
QGA4の設定ができているか自信がないのですが。
A診断から入れます。計測が正しくない状態で可視化しても、間違った数字がきれいに表示されるだけなので、順番としてはそちらが先です。
Q業種特有の指標にも対応できますか。
A対応できます。業務の流れを伺ったうえで指標を設計するので、一般的な指標にあてはまらない場合でも組み立てられます。
Q作ったあとの運用も頼めますか。
Aお請けできます。定期的に中身を見直し、使われていない画面を削り、必要になった指標を追加します。社内で運用したい場合は、トレーニングのプランをご用意しています。
数字を見る時間がない、という状態から抜け出しませんか
ダッシュボードは、作ることより、使われ続けることのほうが難しいものです。何を見るのかを決めるところが、いちばん費用対効果の高い工程です。
