この記事では「トラフィック獲得」レポートの見方を解説します。トラフィックがどこから流入し、それぞれの流入元ごとのパフォーマンスをどう評価するか、具体的な手順で説明していきます。
訪問獲得後の成果を把握しよう
トラフィック獲得レポートでは、流入元ごとの獲得状況や、訪問後の概要を確認することができます。このレポートを使えば、どのチャネルから訪問し、サイトにどの程度滞在したか、また、最終的にコンバージョンにつながったかを評価できます。
レポートで確認できる主要指標を理解しよう

レポートで確認できる主な指標は以下のとおりです。
- セッション
- エンゲージのあったセッション数
- エンゲージメント率
- オンラインセッションの平均エンゲージメント時間
- キーイベント
- セッション キーイベント率
- 合計収益
これらの指標を組み合わせることで、量と質の両面から評価することができます。
利用できるディメンション
トラフィック獲得レポートでは、デフォルトでは「セッションのデフォルトチャネルグループ」が選択されていますが、その他にも以下のディメンションなどを使って分析できます。
- セッションのメディア
- セッションの参照元
- セッションの参照元/メディア
- セッションの参照元プラットフォーム
- セッションのキャンペーン
ユーザー獲得レポートとの違い
似たようなレポートに「ユーザー獲得」レポートがありますが、大きな違いがあります。
ユーザー獲得レポート
ユーザーの最初の接点(初回訪問)にフォーカスしたレポート。「ユーザーの最初のデフォルトチャネルグループ」などが利用できる
トラフィック獲得レポート
各セッション(訪問)ごとにフォーカスしたレポート。「セッションのデフォルトチャネルグループ」などが利用できる
この違いを理解するために、具体例を見てみましょう。
あるユーザーが以下のように訪問しました。

このとき、それぞれのレポート上では以下のように集計されます。

一度決まった「ユーザーの最初のデフォルトチャネルグループ」は、そのユーザーに対してはずっと変わりませんが、「セッションのデフォルトチャネルグループ」は訪問のたびに変わりえます。
「トラフィック獲得」レポートでは、各セッションごとの評価ができるため、直接的な施策の評価に適しています。
UTMパラメータの活用
「トラフィック獲得」レポートを正しく使うには流入元を正しく計測する必要があります。流入元を正確に計測し、施策を評価するためには、UTMパラメータの活用が重要です。
UTMパラメータとは、URLの末尾につけるアクセス解析用のパラメータです。具体的には以下のような形式で使用します。
http://www.example.com/?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=summer-sale
主なUTMパラメータとGA4ディメンションの対応は以下のとおりです:

これらのパラメータを設定することで、広告やメール、SNS投稿からの流入を正確に把握でき、施策の集客効果とコンバージョンへの貢献度を比較しやすくなります。
実践:Emailキャンペーンの評価方法
実際に「トラフィック獲得」レポートを使って、Emailキャンペーンの効果を確認してみましょう。
1. まず「セッションの参照元/メディア」で全体像を確認します

2. ディメンション設定で「+」ボタンを押して「セッションのキャンペーン」を追加します

3. メールマーケティングに関連するディメンションで絞り込みを行います

この操作により、特定のメールキャンペーンによる流入がどのようなパフォーマンスをもたらしたかを確認できます。
- どのキャンペーンがより多くのセッションを獲得したか
- ユーザーエンゲージメントはどちらが高かったか
- 最終的な売上(コンバージョン)につながったのはどちらか
といった観点から評価することができます。
まとめ
「トラフィック獲得」レポートでは、各訪問ごとのパフォーマンスを評価できます。特にUTMパラメータを適切に設定することで、チャネルやキャンペーンごとの効果を詳細に分析できます。
1つの流入元をさらにキャンペーンで区切ることで、どの施策が効果的だったのかを具体的に把握し、今後のマーケティング施策の最適化につなげていくことが可能になります。
ぜひ自社のキャンペーンの成果を「トラフィック獲得」レポートで確認してみてください。量と質の両面から評価することで、マーケティング施策の効果を正確に測定できるようになります。

